
限界だった。
頑張ってるのに、なんでこんなに苦しいんだろうって。
朝から晩まで動いて、夜はスマホを握ったまま寝落ちして。
「とにかく結果を出さなきゃ」って、そればっかり考えてた。
でも、ある日ふと気づいた。
このままじゃ続かないなって。
怖かった。立ち止まるのも、手を抜くのも。
でも、もっと怖かったのは、
この先もずっと“追い込まれた自分”のままで生きていくことだった。
本当に足りなかったのは、仕組みだった
ある日、カフェでノートを開いてみた。
自分が今、何にどれだけ時間を使ってるかを書き出した。
そしたら見えてきた。
俺、成果ばっかり追いかけて、土台を全然つくってなかったんだって。
毎日の投稿、営業、やりとり。全部“その日限り”の仕事だった。
これじゃあ、いくら走っても、また明日も同じところに戻ってくる。
農業だってそう。
実を育てるには、まず土を整えなきゃいけない。
水も光も必要だし、焦って実ばっかり欲しがっても何も育たない。
それと、同じだった。
「未来の自分」を守るのは、いまの選択
それからは少しずつ変えていった。
仕組みを作ることに時間を使うようにした。
やることを減らすんじゃなくて、繰り返さなくていいように整える。
最初は手間がかかる。でも、
その仕組みが1週間後の自分を助けてくれる。
1ヶ月後の自分が「ありがとう」って言ってくれる。
頑張ることをやめたわけじゃない。
“頑張らなくてもいい仕組み”を育てるようにしただけ。
その選択が、俺をちょっとずつ、ラクにしてくれてる。
